相続手続で家族が楽だったこと。

わたしの祖父は沢山の土地(多くは山)を所有していて祖父が亡くなった際、父が相続の手続きで奔走していたのをよく覚えています。祖父は2年ほど病気で入院してから無くなったのですがその前に、どんな土地を所有していたかまとめて司法書士の方にお渡ししていたのでものすごく手続自体は楽だったのだと思います。売っても良い土地、売らないで置いておいてほしい土地(事業で使える等)、時期を見て売却する土地など細かく記載してありました。売ってほしくない土地に関しては長男である父が相続し、売っても良い土地は売却して相続税に当てるように手配しました。

将来を見越してこのような準備をしてくれた祖父には、ただただ尊敬というか、立つ鳥あとを濁さずというのは本当なんだなと思いました。若干の借入(仕事の関係で必要な借入)もありましたがそれは所有していた土地、建物で精算できる旨、孫(私を含めて8人います)にも遺産を相続する旨を遺言で残していってくれました。通常、相続する時、祖父から父、父から私という順番で相続され、その都度相続税がかかってしまうのですが、その税金を減税するために孫へも配分してくれていたようです。孫一同でそれぞれの父親が亡くなるまで使用しない、またはそのまま自分の子供に相続するお金として使わずにとっておくことにしました。

きちんとした手続きを生前に行なってくれていたため、祖母や、父の苦労はとても軽減されましたし、大切に使わなければならないという思いが湧いてきました。金庫の通帳を見るたび祖父の思いを思い出し、温かい気持ちになります。私が同じような状況になった時も、娘やその子に同じような温かい気持ちも残してやれるような人間になりたいと思います。

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